こんばんは おやすみジャパニーズチャンネルのトモです
福の神といえば 幸せを運ぶ 神様 では貧乏神とは一体どんな存在なのでしょうか
今夜はそんな2人の神様が出会った不思議なお話をお届けします
それではゆっくり お聴きください
JN5_01_貧乏神と福の神.mp3

---

貧乏神と福の神
昔ある村に真面目な男と その妻が住んでいました、2人は毎日 よく働いていましたがお金はたまらず家も服も古いままでした、それでも、2人は毎日 神棚にご飯を供え 手を合わせて、今日もありがとうございますと言っていました、 何があっても感謝の気持ちを忘れませんでした。

実はその家には貧乏神が住んでいたのです 貧乏神は家の隅にいて 2人の暮らしをいつも見ていました ある夜 神棚の前に不思議な光が現れました、 そこに立っていたのは金色の服を着た福の神でした、 福の神は言いました 真面目に生きている人に 私は福を与える しかしこの家にはすでに貧乏神がいる私と一緒には住めない。

もし 貧乏神を家から出してくれるなら 私はここに住もう、 次の日 男は貧乏神に話しかけました、 長い間いてくれてありがとう でも 福の神様が来てくれていて、貧乏神は静かに頷きました、そうか私のせいでお前たちはずっと大変だったな、そう言って貧乏神は立ち上がり 苦労 担いで出て行こうとしました。

その時妻が言いました できればあなたもここにいて欲しいんです 男も慌てて言いましたうん そうだ あなたも ずっとこの家にいてくれました福神様もあなたも一緒にいてくれたら嬉しいです 男はその気持ちを 福の神にも伝えました すると福の神は驚いた顔をして言いました そんなことを言う人は初めてだ 私たちは同じ場所に住むことはできない。

では貧乏神と勝負してどちらが この家にふさわしいか決めよう そして 貧乏神と福の神の戦いが始まりました風が吹き 雨が降り家が大きく揺れました戦いは 3日 2番 続き 隣の村の人も見に来ました 最後に立っていたのはなんと貧乏神でした福の神は何も言わず 山の向こうへ歩いて行きました するとそこには一つの 小さなうちでの小槌が落ちていました。

貧乏神はそれを見て にっこり笑いました お前たちの心に私は心を動かされたよ 今日から私も福の神になるその日から 男の家には人が集まるようになり 幸せな日々が始まりました お金は多くありませんでしたが 人のぬくもりと福に溢れた家になったのです そして人々はこう言いました あの貧乏神は今は福の神になったらしいよとおしまい

誰かを思う気持ち 小さなありがとうを重ねる心 そんな優しさが福を呼ぶのかもしれません 今日のお話があなたの心にもそっと福を運びますように
それではまた 次の動画でお会いしましょう おやすみなさい いい夢を